Projects for Children’s Futures

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医療関連サービスDXの現状と課題を提言 ― 月例セミナー登壇(医療関連サービス振興会様)

2026年4月30日

一般財団法人医療関連サービス振興会様主催「月例セミナー」にて、講師を務めてまいりました。
本セミナーでは、「医療関連サービス事業のDX化における現状と課題」をテーマに、医療DXを単なるデジタル化の延長ではなく、「医療提供体制全体の最適化」という視点から整理し、今後の方向性について共有いたしました。
当日は、同振興会に所属する多様な医療関連サービス事業者の皆様にご参加いただきました。
(1)滅菌消毒医療関連サービス
(2)寝具類洗濯医療関連サービス
(3)患者等給食医療関連サービス
(4)院内清掃医療関連サービス
(5)検体検査医療関連サービス
(6)医療用ガス供給設備保守点検サービス
(7)医療機器保守点検サービス
(8)医療廃棄物処理
(9)医療事務
(10)院内物品管理(SPD)
(11)在宅医療支援サービス

これらの業種はこれまで、それぞれの専門領域において高度なサービス提供を担ってこられましたが、今後は「医療の質・安全性・効率性」を一体的に高めていく観点から、医療提供体制の一部としての役割が一層重要になると考えられます。

講義では、医療関連サービスDXの方向性を、以下の4つの視点で整理いたしました。
■第1の柱:ロジスティクス・サプライチェーンの最適化
 物品・リネン・廃棄物等の流れの可視化と効率化

■第2の柱:臨床現場支援と患者体験の向上
 部門間・サービス間のデータ連携による価値創出

■第3の柱:施設・環境インフラの高度化
 IoT等を活用した予防・予測型の施設管理への転換

■第4の柱:事務・経営基盤の効率化
 RPA・AI等を活用した業務負担の軽減と生産性向上

特に、医療関連サービス領域においては、業務の高度化・効率化が進む一方で、サービス間・組織間の連携やデータ活用の余地が依然として大きいことも確認されました。
今後は、各事業者がこれまで培ってきた専門性を基盤としながら、医療機関との連携強化やデータ活用の高度化を通じて、より付加価値の高いサービス提供へと進化していくことが期待されます。