医療法人聖心会 南古谷病院 様

- 本社
- 埼玉県川越市大字久下戸110番地
- 業種
- 医療・福祉
- 従業員数
- 300人(2026年4月1日現在)
- 支援内容
- 電子カルテ 更新支援(オンプレミス型 → オンプレミス型)、院内スマホ導入 支援、Local AI(Google Gemma)院内活用 支援、補助金・行政施策活用支援、経営会議 出席(毎月開催)
- 支援期間
- 1年1か月(2025年7月~支援中)
経営改善まで見据えた電子カルテ更新・入替を支援
南古谷病院では、既存のオンプレミス型電子カルテの更新時期を迎えるにあたり、次期電子カルテへの更新・入替プロジェクトを進めています。
合同会社土巳宏では、従来システムの単純な更新を前提とせず、オンプレミス型とクラウド型の電子カルテを比較し、機能、操作性、システム連携、セキュリティ、導入・運用コスト、将来性などを総合的に検証。南古谷病院の現状と将来の医療提供体制に適した電子カルテの選定を支援しました。
特に重視したのが、「コストの適正化」と「医療収益の改善」という経営面からの検証です。
電子カルテ導入時の初期コストだけでなく、更新後に継続して発生する運用・保守コストまで精査し、ベンダーとの交渉を通じて総保有コストの適正化を支援。同時に、令和8年度(2026年度)、令和10年度(2028年度)、令和12年度(2030年度)の診療報酬改定も見据え、電子カルテや関連システムを医療収益の改善につなげるための検討を行っています。
こうした比較・検証を経て次期電子カルテの更新計画は経営会議で承認され、現在、2027年春の更新完了に向けて導入準備を進めています。
PHSから全面スマホへ、セル看護方式を見据えた院内DX基盤を整備
南古谷病院では現在、PHSを主軸として院内の内線・外線環境を運用しています。一方、今後予定しているセル看護方式への転換を見据え、従来のPHSからスマートフォンを中心とした院内コミュニケーション環境への全面的な移行を計画しています。
合同会社土巳宏では、PHSの単純な置き換えではなく、看護業務や院内コミュニケーションのあり方そのものを見直すDX施策として、院内スマートフォンの導入計画策定を支援しています。
内線・外線機能に加え、職員間の迅速な情報共有、看護業務の効率化、将来的な電子カルテ・各種医療情報システムとの連携なども視野に入れ、病院全体で活用できるモバイル環境を検討しています。
電子カルテ更新と院内スマートフォン導入を個別に進めるのではなく、双方を連動させることで、医療・看護現場の業務改革を支える次世代の院内DX基盤の構築を目指しています。
Local AI活用を含め、病院全体のDX最適化を継続的に伴走支援
医療DXでは、電子カルテ、スマートフォン、AIなどを個別に導入するだけでは十分な効果は得られません。それぞれの施策を病院経営や業務改革と結び付け、投資効果や優先順位を見極めながら病院全体を最適化していくことが重要です。
合同会社土巳宏では、南古谷病院と毎月1回以上のDX打合せを実施し、電子カルテ更新、院内スマートフォン導入をはじめ、病院が取り組むDX施策の進捗や課題を継続的に確認。経営と医療現場の双方の視点から、個々の施策の適正化や優先順位付けについてアドバイスを行っています。
また、生成AIの医療現場での活用を見据え、Google Gemmaを活用したLocal AIの院内活用についても支援。医療機関に求められる情報セキュリティや個人情報保護に配慮しながら、院内業務の効率化や職員支援につながる生成AI活用を検討しています。
さらに、国や自治体による補助金・医療DX関連施策についても、制度の情報収集から活用可能性の検討まで支援し、DX投資に伴う病院の負担軽減につなげています。
システムを導入することをゴールとせず、「経営」「医療収益」「業務」「システム」「人材」を一体的に捉え、DX投資を病院経営と医療の質の向上につなげること。
合同会社土巳宏は、経営会議への参画と継続的なDX打合せを通じて、南古谷病院の経営層・医療現場とともに、持続可能な病院DXの実現を伴走支援しています。